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浄厳院現代美術展とは
浄厳院は、かつて織田信長が安土城築城と同時期に、滋賀の浄土宗本山として創建した古刹で、7つの国指定重要文化財を所有している寺院です。
一方、戦後の民主化とライフスタイルの変化により、寺離れが加速する中、修復修繕が必要なお堂や庭は依然取り残されています。
荒廃した建物や自然に現代アートが入り込むことで両者を引き立て、人の目に晒されることで生まれる価値を追求し、もう一度寺に活況を取り戻すこと、それがこの浄厳院現代美術展の目的です。
2024テーマ『時代 era』
2020年から始まったCOVID19。
2022年から始まったロシアのウクライナ侵攻。
2023年に起こったイスラエルとパレスチナの対立からのガザへの徹底攻撃。
世の中は閉塞と対立の嵐の中にあり、
以前と今の生活の間には大きな隔たりのある新しい時代に突入した感があります。
始まる時代がどんなものであるのか、
アーティストとしてしっかり見つめ文化を構築しなければ、
新しい時代は独裁者の欲と歪んだ宗教の対立の中で流されてしまいます。
この展覧会は、新しい時代を築いていくアーティストの記念碑でありたいと思っています。
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